朝晩が冷えてきて冬と違ってカラダがまだ寒さに慣れてないこの時期は風邪をひきやすい時期でもあります。
そこで今回は自宅で誰でもできるドライヤーお灸をご紹介いたします。
まず最初になぜ温めたらカラダに良いのかを簡単に説明いたします。温め効果として誰でも想像できるのは、温めると筋も緩んで血流が良くなるという効果が一つありますが、今回の効果のミソはお灸のような効果を出すところにあります。温めるだけでなく熱いと感じる所まですることによりカラダは熱さによる攻撃からカラダを守る為に免疫をその場所に送り込む作用があり、菌やウイルスと戦ってくれるのです。
やり方は、簡単でカラダの温めたい場所(皮膚)から20センチぐらい離して温風をあてます。
すると最初は温かくて気持ちいい感じですが、どんどん熱くて我慢できないぐらいになりますので、そこで温風を一度止めます。
これを1回として3回ぐらい熱いと感じるまで繰り返します。
皮膚が赤くなって少しピリピリと痒い感じがしますが、しっかりと熱が入った証拠ですのです。
※ただし、皮膚の弱い方は軽めにして下さい。冷えのキツイ方も熱を感じにくく長時間温風をあてても熱を感じない時は、熱を感じなくても一度温風を止めて何回かに分けてお試しください。
温風をあてる場所ですが、風邪の初期に喉が痛くなった時は、唾を飲み込んだ時に痛みのでる喉の部位を中心に温風をあてて下さい。3回繰り返してから一度唾を飲み込んで痛みを確認して軽くなっていればOKです。痛みがかなり残っている場合はもう1回ぐらいしてみてください。それでも変わらない場合は20~30分後にもう一回お試しください。
喉の痛みが軽くなったら、その後は首を冷やさない為にタオルやマフラー・ネックウォーマーなどで温めてください。
喉以外に風邪の引き始めには、頭を前に倒した時に首の一番下で後ろに飛び出る骨があるので(大椎穴)、そこを中心に同じ要領で温風をあててあげてください。
風邪の初期であれば、風邪にならずにすむことも多々ありますので、喉が気持ち悪い・少し寒い気がする・など軽い風邪の初期症状を感じたらお試しください。


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