これからの時期に多くなる夏バテ!
この時期は、腰痛、肩こり、頭痛、寝違えなどの症状の他で多くなるのが、夏バテ症状です。
夏バテ症状とは?
夏バテ症状とはどんな症状かといいますと、
食欲が出ない、喉が乾く、カラダがだるい、やる気が出ない、立ちくらみがする、暑いところに行くとフラフラする、などの症状が見られます。
原因は、簡単に言いますと、冷えからくる胃腸機能低下ですね!
胃腸が冷えたらどうなるの?
それは、暑い日が続くと人は、冷たいものを飲んだり食べたりし体内を冷やします。そしてエアコンで体外も冷やします。『暑いから冷やす』が当たり前の世の中になっていますが、冷やすの限度を超えていることに気付かない人が多くなってきていると感じます。
では、胃腸が冷えるとどうなるのかと言いますと、まず、内臓の機能が低下します。人間のカラダというものは内臓にかなりの血液を送り込むことにより体内温度を上げ内臓は正常に働けるようになっています。
胃での消化、腸での栄養吸収や水分調節、そして免疫機能、肝臓での解毒など、この他にもカラダを健康に保つための機能がたくさんありますが、冷たいものを体内に入れ続けると、血液循環も悪くなり、体内温度も下がり、その結果、胃の働きが悪くなり、消化不良をおこし、小腸で栄養吸収ができず・・・とこんな感じに連鎖的に様々な不調が出てくるということです。
冷やし過ぎには注しましょう。
最近は、天気予報でもネットニュースでも『高温注意情報』や『熱中症に十分注意をして水分をこまめにとり、部屋を涼しくしましょう』など良く目にしますが、アイスや氷いっぱいのキンキンに冷えた飲み物を飲むのではなく、水分補給が目的で飲むのでしたら常温以上の飲み物を飲んでください。と補足で伝えてほしいものです(笑)。冷たい飲み物は、喉ごしが良いだけで、後はカラダにとっては負担以外の何物でもないです。
どうしても、アイスなどが食べたいときは、内臓の為にホットの飲み物と一緒に食べるよにしてあげてください。
エアコンの温度も、28度前後ぐらいがいいと思います。人がたくさん来てる時や、帰宅時に暑くなりすぎた部屋を冷やす時は設定温度を下げてもいいですが、ある程度冷えてきたら、28度ぐらいにして少し暑いかなと感じるぐらいがカラダにはいいと思います。
ただ、例外もあります。日中暑い外で仕事をされているような方は、カラダが熱を持った状態になっているので、その場合は設定温度を下げてあげてください。
夏バテ予防には、温かいものを食す!
以上のように、冷たいものは内臓を冷やし、胃に冷たいものが入ると、胃は血液をたくさん使いかなりの熱を発生させて温めてくれます。その結果、胃は熱を持ちその熱が食道に伝わり喉が渇きます。喉が渇くから再度冷たいものを飲みます。という悪循環で胃も疲れてしまい機能が低下し、食欲がなくなります。
そして、内臓の血液は下半身ととても関係が深く、内臓の血液循環が悪くなると脚が重だるくなり、どんどんカラダ全体がだるくなります。
気をつけてほしいのは、胃の調子が悪くなったから胃腸薬を飲んで無理やり胃を元気にしたりして、冷たいものを飲み続けるのはカラダにとって最悪な行為です。内臓もあまり限度を超えると温めるだけでは治らないような病気になります。カラダの不調のサインを見逃さずに適切な対処法をしてくださいね。
暑い夏こそ、温かいものを食して健康なカラダで夏をお過ごしください。
食欲なくなったり、脚がだるく重いなど夏バテ症状が出た時は、コリトル鍼灸整体院又は、お近くの鍼灸院にご相談ください。


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