好転反応

好転反応 = カラダが「好ましい方に転ずる」という 意味です。東洋医学では、瞑眩(めいげん)と言い、 漢方では「瞑眩なくして効果なしと」言われるぐらい 症状の良くなるのに必要な反応です。 では、好転反応について詳しく見ていきましょう。

好転反応とは! 

好転反応とは、鍼灸治療・手技療法などの施術後に『カラダのだるさ・疲れ・ひどい場合は微熱など』が出たりする状態のことで、よくある『もみ返し』に似たようなものです。ただし似ているだけで好転反応ともみ返しは全然違うものです。簡単に言うと好転反応は凝り固まった筋肉を活性させて行く過程で起こる良い現象で、もみ返しはもみ過ぎによる筋繊維の炎症です。
好転反応は、 施術により筋肉がほぐれることによって患者様は施術を受けているだけなのにほぐれた部位の筋肉が激しい運動した時ぐらいの状態になります。運動後の疲労感や筋肉痛は全身的ですが施術後の好転反応の場合はポイント(部分的)に起こるので特に目立って感じます。
好転反応は、症状が良い方へ転ずる時、一時的に悪化または不定愁訴が出る状態を言い、特に慢性疾患を持っている場合に起こりやすい反応です。つまり、好転反応の症状が出るのを境に体質は急速に好転(改善)していくことになるのです。

また、施術後に最初に痛みを感じてた部分と全く違う場所が痛みを感じることもあります。
これは、人間のカラダは痛みのある部分を何カ所か持っていても、一番痛い部位だけを脳で
感知する性質があり、その部分の痛みが軽減すれば2番目に痛かった部位を痛いと感知する
のです。痛みの移動は一番つらい部位が治った証拠になり、これも好転反応の一種と言える
でしょう。

好転反応の簡単なメカニズム!

まず、筋肉がほぐれることにより

・筋細胞が活性化して、新しく生まれ変わる。
・筋肉中の血流量が増加し筋細胞に栄養と酸素が送り込まれる。
・老廃物などがリンパに運ばれ解毒作用が始まります。
・カラダのバランスが正常に向かって変化していく。

などの変化がカラダの中で起きているので、好転反応症状が出てくるのです。

好転反応とは、どんな症状ですか?

まず、好転反応には種類があり、種類によって症状は変わっていきます。

好転反応、調整反応(弛緩・過剰反応)
(ダルイ・眠い・倦怠感・便秘・下痢・発汗・痛み・腫れ・微熱がでるなど)
始めて受けるカラダへの刺激に対して反応しているという状態で、それに順応するまでの一時的な現象です。また、異常な状態のバランスから正常なバランスへ戻ろうとしている時期でもあり、治りにくい慢性状態から治りやすい急性疾患状態へカラダを戻すという作用でもある。強く好転反応が出た場所と言うのはカラダの中で特に悪い、又は最も弱い場所ということが分かります。

好転反応、浄化作用(排泄反応)
(しっしん・吹き出物・かゆみ・アトピー症状・便量増加・通常より多い生理出血など)

細胞が活性化されることによる一時的な解毒反応で、老廃物や不純物の排泄反応が活発になると言う状態です。便や皮膚などに排泄されることによって起こります。

好転反応、再生作用(回復反応)
(頭痛・吐き気・発熱・動悸・痛みの移動など)

血流が良くなり、停滞して汚れた血液が一時的に体内をめぐり始めることによって起こる。血液が運ぶ栄養や酸素によって、細胞の新陳代謝が進み、正常な機能を持つ細胞に生まれ変わる時に起こる生体反応で、好転反応の中で最も辛い時期ですが、これが起こった時こそ体質が変わる時です。この時期を乗り越えて正常な状態にカラダを戻していきましょう。

では、どのような人がなりやすいか?

・何年も症状を患っている人(慢性疾患)
・施術経験のあまり無い方や久しぶりに施術を受ける人
・筋拘縮のキツイ人
・症状を痛み止めなどの薬の服用などでおさえていた人、など
好転反応は、施術後にほとんどの人に起こると考えられますが、必ずしも全員が感じるとは言えません。
回復力(自己治癒力)が低下していると感じやすくなると言われています。
施術を受ける際にはある程度の心得が必要です。

好転反応が出たらどうしたらいいか!

・微熱が出た場合は、慌てず、焦らず、ゆっくりと横になって休んでください。
・施術部位が重くダルイ場合や固まった感じがある場合は、。激しい運動は避 けて、基 本的には安静にして自然回復を待ちましょう。
・日常生活や軽いストレッチやウォーキングなどでしたらしていただいてもか
まいません。その方が、筋肉が活性し早く回復する場合もあります。

好転反応に対する注意点!

・飲酒はお控えてください。
・痛み止めなどの薬を飲むと好転反応を見逃す場合があるので薬はできるだけお控えて
ください。
・好転反応の症状は人それぞれ違います。一人で悩まずに不安な時は、お気軽にスタッフ ご相談ください。

好転反応はカラダが良い方向に変化してるというサインです。根本的にカラダを良くする為に乗り越えなければならない事でもあります。好転反応を経験された、ほとんどの方が『好転反応の症状が消えてきたら、スッとカラダが楽になった』と言われる声をよく耳にします。

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名前:田部真二。職業:鍼灸師・整体師・健康コンサルタント。鍼灸と整体を学び、長年の慢性的な腰痛や肩こり、姿勢のゆがみなどでお悩みの方々を専門にケアするコリトル鍼灸整体院を開始。さらに、本当の健康について学び続け、現在、症状を「根本からケアする根本療法」と「再発を防止するためのメンテナンス・ケア」により、本当の健康なカラダになりたいという方々をサポートしている。