はり、きゅうの起源は中国で、東洋医学あるいは漢方医学の一分野として、我が国においても伝統的療法です。施術の方法としては、金属(ステンレス)の細い鍼を経穴(ツボ)や痛みなどの原因となっている筋肉に刺入したり、艾(もぐさ)を燃焼させて経穴(ツボ)に熱刺激を加えたりし患部に自己免疫力を集中させて症状を改善に導いていきます。
患者様から「鍼は、痛いですか?」と良く質問がありますが、刺入時(刺さる時)の痛みは蚊に刺される態度で、注射のような痛みを想像されている方が多いと思いますが、そんな痛みはありませんのでご安心ください。まれに毛穴に入った時は表面が痛い時がありますが、その時は、すぐに刺し直しますので遠慮なくスタッフにお伝えください。
ただ、鍼特有の「響き」「得気」というズーンと重い感じが、ツボや原因部位に鍼が入った時にカラダの深部で感じます。
カラダの疲労の蓄積が多い場合や症状がキツイ場合は、鍼の響きが出やすく施術中や施術後に好転反応というカラダに心地よい重さが出ますが、その重さはカラダの悪い部分が良くなっていく時にでる大切な状態なのでご安心ください。
お灸は、灸点紙という紙をツボや原因部位の上に貼り、そのうえに、艾(もぐさ)を米粒や米粒の半分ぐらいの大きさにひねってのせて燃焼させる方法と、温灸といって長さ1.3㎝ぐらいの紙筒の上で艾(もぐさ)を燃焼させる方法があります。
お灸は、艾を燃焼させて、その熱の力により自己免疫力が集まり症状を改善に導くので、軽い水泡になる場合もありますが、カラダの冷えが原因で様々な症状が出ている方は、お灸の熱がとても気持ちよく感じられます。
清潔で安全な治療
高圧滅菌機(オートクレーブ)により完全滅菌消毒された鍼および器具を使用してますので
安心して治療を受けられます。
※ディスポ鍼(使い捨ての鍼)も有料(別途1000円)にはなりますがご用意しております。
はり・お灸の適応する主な症状
神経系
神経痛、神経麻痺、痙攣、脳卒中後遺症、頭痛、めまい、不眠、ノイローゼ、ヒステリー、自律神経失調症
耳・鼻・咽喉・目・歯
中耳炎、耳鳴、難聴、メニエール病、鼻出血、鼻炎、鼻水、鼻づまり、ちくのう、咽喉頭炎、へんとう炎、眼精疲労、仮性近視、結膜炎、疲れ目、かすみ目、ものもらい、めばちこ、歯の痛み
呼吸器系
たんがでる、せきがでる、喘息、気管支炎、風邪
循環器系
息切れ、動悸、心臓神経症、動脈硬化症、高血圧、低血圧
消化器系
食欲がない、胸やけ、胃痛、便秘と下痢、胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、胆嚢炎、肝機能障害、肝炎、胃十二指腸潰瘍、痔核、痔出血
婦人科系
生理不順、更年期障害、こしけ、乳腺炎、生理痛、冷え性、不妊症、逆子、血の道
生殖泌尿器系
からだがむくむ、尿が出にくい、膀胱炎、尿道炎、性機能障害、腎炎、前立腺肥大、頻尿、陰萎(インポテンツ)
運動器系
肩こり、腰痛、膝痛、寝違え、首痛、関節炎、リウマチ、変形性関節炎、頚肩腕症候群、頚椎捻挫後遺症、四十肩、五十肩、腱鞘炎、外傷の後遺症(骨折・打撲・むちうち・捻挫)、関節のこわばり、首の痛み
小児科系
夜泣き、かんむし、夜尿症、夜驚症、小児ぜんそく、消化不良、食欲不振、不眠、小児喘息、アレルギー性湿疹、虚弱体質の改善 ※小児には刺さないはりをします。
その他
花粉症、頭痛、頭重、口内炎、舌あれ、吐気、顎関節症、寝ちがえ、むちうち症、ぎっくり腰、こむら返り、坐骨神経痛、背中の痛み
はり・お灸の治療的な作用
◆ 調整作用
鎮静作用:うずき・けいれん等、機能が過敏に反応しているのを抑えます。
興奮作用:知覚(痛み・熱さ)感覚の鈍さや消失・運動麻痺等、機能が弱っているのを
鼓舞させます。
◆ 誘導作用
患部誘導法:血行障害の見られる局所に施術して、健康なところから血流を誘導させます。
健部誘導法:充血・炎症部から離れた所に施術して、健康なところへ血流を誘導させます。
◆ 反射作用
神経の反射を利用し、組織・器官(細胞の集まり)の機能を調節します。
◆ 消炎作用
炎症を治癒させます。
◆ 防衛作用
身体の防衛能力(外部から与えられる環境、細菌の感染などの刺激に抵抗する力)
を高めます。
◆ 転調作用
自律神経失調症やアレルギー体質等を改善して体質を強壮にします。
鍼灸治療について
■ 鍼灸治療は痛みに対して、即効的な鎮静作用が期待できます。
■ 治療に用いるはりは直径が髪の毛程の細さで、せいぜい蚊に刺される程度の痛さです。
■ 治療後、一時的にいろいろな症状がでてくることがあります。
これを東洋医学では瞑眩(めいげん)と言ってむしろ良い効果の現れる証拠とされていま
す。
ご心配はありません。
■ 鍼灸治療の効果は発症して日の浅い症状ほど早く改善します。
一回の治療で激しい症状がピタリと軽減することがしばしばありますが、慢性症状になり
ますと気長に続けなければなりません。
治療は毎日続けた方が効果的ですが症状により一日おき、二日おきまたは、 一週間に
一回程度で快癒していく場合もあります。お気軽にご相談ください。
当院から症状に合った通院日をお伝え致しますので、指示通りご来院ください。
■ どんな治療法でも養生(ようじょう)が必要です。
再び病苦に悩まされないためにも、治療中は次の事項を守ってください。
一、睡眠は充分にとること
一、治療直後は一時間以上経過してから入浴すること
一、アルコール類は飲まないこと
一、食事は腹八分目におさえること
一、刺激性食品・不消化物はとらないこと
一、雑事に気を使い、精神を疲労させないこと
■ 鍼灸治療は、体質を改善し病気にかかりやすい素因を除いてくれます。
定期的な治療をすることにより、疾病を予防し体力の向上を図り、健康管理の医術として
その真価を発揮します。
整体は、日本で中国推拿という療法や欧米のオステオパシーやカイロプラクティ
ックなどの手技療法が組み合わされ、基本的には手技を中心とした骨格筋や骨格
のズレや歪みを治しカラダのバランスを整える療法です。
コリトル鍼灸院では、骨盤矯正や全身のバランス調整を筋肉や関節周囲筋などを
中心とした整体法で調整していきます。
当院では、骨を無理にボキボキ鳴らしたりする施術は致しませんのでご安心
ください。
鍼灸と整体を癒合させ一人一人の状態に合った療法で症状を改善に導くのが、コ
リトルケアです。
手技療法とは、施術者の『手』により筋肉のこりをほぐすように促す療法のことです。
緊張をとり除き、筋肉や関節の動きを調整することで、体の痛みや不快感を緩和させ、
自然治癒力を促進します。
手技療法は心地良いもの。
手技療法はカラダが求めている刺激であり
そのポイントをいかに的確にとらえ
本来の筋肉の健康状態に戻せるかが問われます。
当然、心地良い刺激としての手技療法がありますが
慢性的な症状であったり、著しく筋肉の硬縮があれば
多少の痛みはともう手技療法もあります。
コリトルではその時の状態に合った、皆様のカラダが求めている刺激を的確に判断しご提供させていただいておりますので安心し手技療法(マッサージ)を受けてください。


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